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複数データソースのオブジェクトタイプ(MDO)

複数データソースのオブジェクトタイプ(MDO)は、オントロジー内の複数のデータソースに基づいており、Object Storage v2 でのみ利用可能です。現時点では、MDO に使用できるのは Foundry データセットまたは制限付きビューのみです。ストリーミングソースには対応していません。

複数データソースのオブジェクトタイプ(MDO)の種類

MDO には、次の2つの異なるカテゴリーがあります。

  • 列単位の MDO: 結合に似た MDO の形式で、オブジェクトタイプのプロパティを異なる部分集合に分け、それぞれを異なるデータソースから統合できます。列単位の MDO は、列レベルのアクセス制御が必要なユースケースに使用できます。
  • 行単位の MDO: 和集合に似た MDO の形式で、同じスキーマを共有する複数のデータソースから、完全なオブジェクト(すべてのプロパティを含むオブジェクト)を統合できます。行単位の MDO は、行レベルのアクセス制御が必要なユースケースに使用できます。Foundry では、行単位の MDO を使用するようなユースケースに制限付きビューで対応できます。行単位の MDO 自体は利用できません。

Foundry は列単位の MDO のみに対応しており、行単位の MDO には対応していません。行単位の MDO のユースケースの大半は、制限付きビューで実現できます。制限付きビューでは実現できない行単位の MDO のユースケースがある場合は、Palantir の担当者にお問い合わせください。

複数データソースのオブジェクトタイプを設定する

Ontology Manager で Object Storage v2 を使用してオブジェクトタイプを作成した後、左側のサイドバーからオブジェクトタイプのデータソースメタデータセクションに移動します。次に、新しい元データソースを追加するを選択して、データセットを選択します。

新しいオブジェクトタイプ

主キーのマッピングヘルパーが表示され、オブジェクトタイプの主キーと一致する値を持つ列を選択するよう求められます。列を選択すると、元データソースセクションに複数の元データセットが表示されます。

新しいオブジェクトタイプ

新しく追加したデータセットに新しいフィールドを追加するには、左側のサイドバーからプロパティメタデータセクションに移動します。

FAQ

Object Storage v1(Phonograph)でインデックス化済みのオブジェクトタイプに、複数データソースのオブジェクトタイプは利用できますか?

いいえ。MDO は Object Storage v2 でのみサポート対象であり、Object Storage v1(Phonograph)では利用できません。

列単位の MDO と行単位の MDO の両方に対応していますか?

現在利用できるのは列単位の MDO のみです。制限付きビューでは実現できない行単位の MDO のユースケースがある場合は、Palantir の担当者にお問い合わせください。

MDO はユーザー編集と実体化に対応していますか?

はい、MDO はユーザー編集と実体化に対応しています。

あるオブジェクトタイプの入力データソースの一部をユーザーが閲覧できない場合、どうなりますか?ユーザーにはどのように表示されますか?

入力データソースの一部に対してユーザーに閲覧者権限がない場合、そのユーザーにオブジェクトを表示すると、それらのデータソースからマッピングされたプロパティは null と表示されます。ただし、オブジェクトタイプへのアクセスは入力データソースとは別に制御されるため、ユーザーはそのオブジェクトタイプのスキーマを引き続き閲覧できます(プロパティ名の確認など)。

オブジェクトタイプの権限について詳しくはこちら。

プロパティの多重性に対応していますか?

プロパティの多重性とは、列単位の MDO において、オブジェクトタイプの重複する列やプロパティに複数の入力データソースからデータが供給されることを指します。現在、プロパティの多重性には対応していません。そのため、オブジェクトタイプの特定のプロパティは、必ず1つの入力データソースのみから取得する必要があります(ただし、すべてのデータソースを結合するために各入力データソースに存在する必要がある主キープロパティは例外です)。

制限付きビューのポリシーに対応するプロパティを、同じポリシーを共有する複数の制限付きビューデータソースにマッピングできますか?

いいえ、これには対応していません。制限付きビューデータソースごとに、オブジェクトタイプ上で個別のポリシープロパティを持たせる必要があります。フロントエンドアプリケーションが煩雑にならないように、これらのプロパティの一部を Ontology Manager で非表示に指定できます。

MDO と、外部キーの関係で2つの異なるオブジェクトタイプをリンクする方法には、どのような違いがありますか?どちらを選ぶべきですか?

MDO は、組織のデジタルツインを構築する際に、同じ構成を単一のオブジェクトタイプとして簡単に設定できるようにすることを目的としています。ユーザーがデータを理解し、操作する方法に合っている場合は、複数のオブジェクトタイプを互いにリンクして使用することもできます。ただし、複数のオブジェクトタイプ間のリンクをクエリしてたどる操作は、同じオブジェクトタイプのプロパティで絞り込むよりもコストが高くなります。

オブジェクトの2つの列単位データソースで主キーの集合が異なる場合、どのオブジェクトが表示されますか?

オブジェクトの2つの列単位データソースで主キーの集合が異なる場合、一部の入力データソースにアクセスできないユーザーがいる場合と同様の動作になります。この場合、あるデータソースに存在しない主キーについては、その入力データソースからマッピングされるプロパティが null と表示されます。

オブジェクトタイプが持てるデータソースの数に制限はありますか?

オブジェクトタイプのデータソース数は最大70個に制限されています。この上限に数えられるのはオブジェクトストレージに同期されるデータソースのみであり、メディアセットや時系列同期は含まれません。

ストリーミングオブジェクトタイプで MDO を使用できますか?

いいえ、ストリーミングオブジェクトタイプでは MDO に対応していません。これは Object Storage v2 の既知の制限です。